SUGOI-ne 秋植えの注意すること。
SUGOI-ne栽培で秋植えの場合次のことに注意しなければならない。
SUGOI-neのラン菌が働いて、鉢内に完全な炭素循環が構築されるのは、
最低温度8℃以上で約180日を要する。
この期間は未完成の期間である。
未完成というのは、どういうことかというと・・・・・
SUGOI-neの生樹皮がラン菌によって分解される途中だということ。
未熟な状態である。
当然そういう状態ではSUGOI-neには多くの養分がある。
この養分状態のとき、SUGOI-neをオシボリ以上に乾燥させた場合は、
ヒラタケ、ナラタケ、マイタケ・・・などの雑菌の胞子が空中から鉢に落下した場合、
この湿度状態の時猛烈な勢いで雑菌が繁殖し、短期間にそれらの菌糸で鉢内は充満する。
SUGOI-neはカチカチ。
潅水しても水をはじいてしまう。
これでSUGOI-ne栽培は大失敗となる。
つまりSUGOI-neに含まれる養分は、約180でで程度で大部分消失するが、
この期間に乾燥させると雑菌が大繁殖する。
充分な養分がSUGOI-neに残っているからである。
この期間を過ぎると、ラン菌が徐々にSUGOI-neを分解して供給するようになる。
この理由から、夏、秋に植えた場合は、これまでの水ゴケ栽培のように乾燥させてはならない。
皆さんが心配するのは、多湿にすると根グサレが起きるということであるが、
オシボリの湿度を多湿とは言わない。
適湿というのである。
ランも喜ぶ、ラン菌も喜ぶ湿度だからである。
これまでの例では、カトレア栽培者に最も多くの失敗者が出た。
これまでの栽培法では、9月下旬ともなれば、
根腐れが怖いから・・・相当乾燥させ始める!
この湿度と温度が・・・雑菌繁殖に絶好な条件だからである。
9月から翌年の3月に期間、これまでは乾燥させてきた。
そうしなければ根腐れが起きたからである。
ところが、この乾燥では、逆にSUGOI-ne栽培では失敗する。
雑菌とランの水の戦いが起きる。
ランに勝ち目はない。
したがって、夏から秋にSUGOI-neで植えた場合は、
特にオシボリ以上の乾燥をさせてはならない。
オシボリの湿度。
プロトコームが生きられる湿度である。
これを守れば・・・・素晴らしい生育になる!
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